あかウミCAFE石けんを長く楽しむために知っておきたいこと

液体ソープが主流になった今、「固形石けんってどうやって使えばいいの?」「溶けやすくて苦手…」という声を耳にすることがあります。

けれども、少しの工夫で固形石けんは驚くほど長持ちし、肌にも環境にもやさしい存在になります。

今回は、あかウミCAFE石けんを気持ちよく、そして長く楽しんでいただくための“ちょっとしたコツと注意点”をまとめました。


1. 石けんは「使うときだけ」濡らす

石けんを使うときは、軽く水をかけるだけで十分です。水をかけっぱなしにしたり、湯船のそばに置いたままにすると、表面がやわらかく溶けてしまいます。

使い終わったら、水気をしっかり切ることが大切です。


2. 使ったあとは「しっかり乾かす」

水切れの良いソープディッシュを使い、使用後はしっかりと乾かしましょう。

こちらは実際に自宅で使用しているものです。

洗面台に取り付けた石けん置き

フィルムフックで取り付けるタイプの石けんトレー/洗面台で使用

山崎実業(Yamazaki) フィルムフック 水が流れるソープトレー

マグネットタイプ/浴室で使用
(だいぶ前に購入したものなので、同じものではありませんがリンクを貼っておきます。)

パール金属 ソープラック マグネット

お風呂石けん置き
  • スポンジ付きの石けん置き
  • 木製や竹製のトレー
  • ネットごと吊るして乾燥

浴室が湿っている場合は、使用後に外へ出して乾かすのがおすすめです。

ときどき「石けんを休ませる日」をつくると、さらに長持ちします。


3. 泡立てネットを使うと、泡がふんわり

泡立てネットを使うと、きめ細かい泡が簡単に作れます。手で泡立てるよりも少ない石けんでしっかり泡が立ち、肌への摩擦も減らせます。

使い終わったらネットごと吊るして乾かせば、石けんも清潔なままです。


4. 小さくなった石けんも、最後まで使える

小さくなった石けんは、新しい石けんと一緒にネットに入れて使うと、すべり落ちずに最後まで使い切れます。

または、小さな石けんと新しい石けんを濡らしてすり合わせると、自然にひとつにくっつきます。

無印良品石けんトレー

キッチンにて。薄くなって使いにくくなった石けんと新しくおろした石けんをくっつけて使っています。

無印良品/ステンレスソープディッシュ
無印良品/白磁トレー・小


5. 使用シーン別のポイント

● 洗顔に使うとき

泡でやさしく包み込むように洗います。ゴシゴシこすらず、泡でなでるように洗うのがコツです。

● 洗髪に使うとき

シャワーで予洗いした髪に、石けんを上から下へなでるようにこすり付けます。少しずつ水を足しながら泡立て、シャワーでしっかりと泡を流します。

● 体を洗うとき

ナイロンタオルよりも、綿や麻などのボディクロスを使うと肌にやさしく洗えます。湯上がり用のタオルを使っても◎

タオルの摩擦で刺激が強いときは、石けんを手に取り、手のひらで転がすようにして泡をつけ、素手でやさしく洗うのもおすすめです。

使用後は必ず水気を切り、風通しの良い場所で保管してください。


6. よくあるトラブルと解決策

よくある悩み原因対策
石けんがドロドロに溶ける湿った場所で保管している使用後は乾かす・水切り皿を使う
泡立ちが少ない水が多すぎ・冷たい水を使用ぬるま湯を少し加えて泡立てネットを使用
使うたびに減りが早い濡れたまま放置している水分をよく切る・浴室外で保管
香りが薄くなった直射日光や高温で保管している涼しい場所で保管

7. 石けんは“育てる”ように使う

固形石けんは、ほんの少しの手間でぐっと長持ちし、使うたびに泡立ちや香りの変化を楽しめます。

まるで「育てる」ように、石けんとつき合ってみてください。

あかウミCAFE石けんも、日々の暮らしの中で少しずつ馴染み、あなたの肌にやさしく寄り添ってくれるはずです。

肌にも地球にもやさしい石けんを

ーー コールドプロセス製法で作る、あかウミCAFE石けんとは? ーー

こんにちは、あかウミCAFEです。

今回は、私たちの石けん作りに欠かせない「コールドプロセス製法」と「市販の石けんとの違い」について、少しご紹介したいと思います。


コールドプロセス製法とは?

コールドプロセス製法は、熱を加えず、自然な化学反応だけで石けんを作る昔ながらの製法です。

材料を混ぜてから、じっくりと時間をかけて反応させ、約1ヶ月以上かけて乾燥・熟成させていきます。この時間と手間こそが、肌にやさしい石けんを生み出す秘訣です。

この方法で作られた石けんには、天然のうるおい成分である「グリセリン」がそのまま残ります。洗浄力がしっかりありながら、洗い上がりはつっぱらず、しっとりとした仕上がりになります。

さらに、あかウミCAFE石けんは、原料であるオリーブオイルのすべてを鹸化させず、あえて一部を石けんの中に残しています。この残ったオイルが、洗った後の肌や髪にやさしく働きかけ、うるおいを与えたり、指通りを良くしたりと、扱いやすく整えてくれるのです。

市販の石けんとの違い

市販の石けんの多くは、効率よく大量生産できるよう高温で加熱して作られています。その過程で、天然のうるおい成分が取り除かれていたり、保存料や香料、合成成分などが加えられていることもあります。

一方、あかウミCAFE石けんは、オリーブオイル100%で作られた無添加の石けんです。顔や体だけでなく、髪も洗える全身用で、赤ちゃんや敏感肌の方にも安心してお使いいただけます。

販売可能な化粧せっけん

あかウミCAFE石けんは、「化粧石けん」として販売するための基準をクリアした、きちんと届け出済みの手作り石けんです。

使ってくださる方に安心してもらえるように、認可を受けたアトリエで、私自身が日々使っていたレシピそのままに、ひとつひとつ丁寧に作っていただいています。

品質管理にも気を配り、必要な成分表示もしっかり行っていますので、毎日の洗う時間に、ほっとするやさしさを感じていただけたらうれしいです。

ご購入について

現在、以下の2種類をご用意しています。

・無香料タイプ(香りに敏感な方や小さなお子さまに)
・ラベンダーの香りタイプ(やさしく香る天然精油入り)

ご購入はオンラインショップで承っております。
あかウミCAFE BASEショップ:https://akaumicafe.base.shop


最後までお読みいただきありがとうございました。

これからも「洗う時間が楽しみになる」ような、やさしくて心地よい石けんをお届けしていきます。

あかウミCAFEへようこそ

こんにちは!はじめまして、あかウミガメと申します。
「あかウミCAFE」という石けんのお店を開いています。
数ある石けんやお店の中から、こうして見つけてくださってありがとうございます。

あかウミCAFEは、肌にやさしい、自然由来の石けんを手作りしている小さなお店です。ブランド名にある「CAFE」には、ほっとひと息つけるような、やさしい空間と時間を石けんを通してお届けしたい、という想いを込めています。

石けん作りのきっかけ

私は子どもの頃から、自分の髪が顔に触れるとその部分がかゆくなる体質でした。それが日常すぎて「そういうもの」と受け入れ、いつしか諦めていました。

そんな中、高校の家庭科の授業で界面活性剤について学ぶ機会がありました。その中で、合成界面活性剤は洗剤としての働きがある一方で、肌や衣類に残りやすく、すすいでも完全に落ちにくいことを知ったのです。

体に直接使うシャンプーや洗顔料、ボディソープにもそれが含まれていると知り、「肌に残らない方が、きっといいはず」「合成じゃない洗浄剤って何だろう?」

そう疑問を持ったことが、石けんとの出会いの始まりでした。

その後、石けんシャンプーというものの存在を知り、試してみることに。しばらく使ってみると、ふと、顔がかゆくないことに気づきました。どうやら私には、市販のシャンプーやリンスが合っていなかったようです。

かゆみがなくなり、顔を無意識に触ることも減って、そこから起きていた肌トラブルも少なくなっていきました。ほんの小さな変化でしたが、私にとってはとても大きな安心でした。

その後、石けんシャンプーと同じシリーズのボディソープを使い始め、全身を石けんで洗うようになってからは、体のかゆみもどんどん軽減されていきました。

石けんとの出会いで、私はとても快適な暮らしを手に入れることができたのです。

手作り石けんとの出会い

さらに月日が流れたある日、自宅で作れる固形石けんの存在を知り、気づけば20年近く、手作り石けんを作り続けてきました。

石けんひとつで、髪・顔・体のすべてを洗える手軽さも大きな魅力です。シャンプー、リンス、ボディソープといったポンプボトルの管理や詰め替えからも解放され、日々の暮らしがぐっとシンプルになりました。

あかウミCAFEの石けんについて

私たちの石けんは、以下のようなこだわりで、ひとつひとつ丁寧に手作りしています。

◯ オリーブオイル100%使用
◯ 添加物・香料不使用(または天然精油のみ)
◯ 低温でじっくり熟成させるコールドプロセス製法

やさしく洗えて、洗浄成分が肌に残らないため、敏感肌の方や小さなお子さんにも安心してお使いいただけます。

このブログでお伝えしたいこと

このブログでは、
・石けんの使い方のコツ
・保管方法
・原料や製法について
・石けんとともにある日々のこと
などを、少しずつ綴っていきたいと思っています。

お風呂の時間が、ほんの少しでも「ほっ」とできる、心と肌にやさしい時間になりますように。

これからどうぞよろしくお願いいたします。